洋書を読むための語彙リスト Lessons from Madame Chic -1
「フランス人は10着しか服を持たない」の原作、“Lessons from Madame Chic” を英語で読むための語彙リストと文法メモをまとめました。
これから読む方の参考になれば嬉しいです。
はじめに
この本は、パリに半年間留学したカリフォルニアガールが、滞在先のマダム・シックの家で見聞きしたことをまとめています。
著者がパリで学んだ “暮らしの質” を高める秘訣を英語で読むことができます。読者に語りかけるように楽しく書いてあり、英語も読みやすいです。
Part 1 DIET AND EXERCISE 食事とエクササイズ
Chapter 1 Snacking is so not chic 間食はシックじゃない
第1章は食事とエクササイズについてです。著者がフランスに着き、ホームステイのお家について第一日目の夜、お腹が空いて台所へ軽食を探しに行くエピソードから始まります。
それでは、単語リストと文法メモをどうぞ
第一段落
When living with a different family, 他人の家で生活するとき
anxiety 心配
graze 常に軽食を口にする
Famille(フランス語)家族
Fmamille Chic シックさん一家(ホストファミリーのことをあだ名をつけてこう呼んでいます。chicとはフランス語でシックな、上品な、という意味です。)
forage 〔食糧を〕探し回る
一行目の、When living with a different family, は、分詞構文です。
分詞構文は会話ではあまり使われませんが、理解していると洋書を読むのが楽になります。
4つの訳し方がパッと頭に浮かびますか?
①〜とき
②〜して、それから
③〜の
④〜ながら
ですね。
①の例文を見てください
→Walking along the beach, I found a beautiful shell.
→浜辺を歩いているとき、私は綺麗な貝殻を見つけた。
のように使います。そして、意味を明確にするために分詞の前に接続詞を置くことがあります。
When walking along the beach, I found a beautiful shell.
となります。なので、
When living with a different family,
は、他人の家で生活するとき、という訳になります。
第二段落
nervous 緊張する
around (~のまわりに)
anxious 心配で、気がかりで
conduct 運営する
semester 〈米〉〔学年の半分の〕学期、セメスター◆2学期制の学期で、18週間程度続く場合が多い。
tiptoe 【自動詞】1.〔静かに〕つま先で歩く 2.そっと[用心深く]扱う
up until then そのときまで
ちょっと解釈が難しいのはこの部分でしょうか。
the kitchen which I had, up until then, yet to visit
日本語版では「キッチンにはまだ行ったことがないけれど、しょうがない」と訳されています。which以降がkitchenを修飾しています。
up until then は「そのときまで」という意味ですが、これを外すとwhich以降は
which I had yet to visit
となります。
ふた通りの解釈が可能で、
a. which I had not visited yet まだ行ったことがない
b. which I had to visit 行かなければならない(=しょうがない)
訳文にはどちらの意味も入っていて上手な翻訳だなあと思います。
第3段落
accessible 行きやすい
hallway ろうか
attached to 付属する、付着する、つながる
sneak コソコソする
peek ちらっと見る
nibble on ~をかじる
子ども向けの絵本で、ネズミが食べ物をかじる場面で、”nibble, nibble, nibble”って書いてあるのを見たことがあります。「かじかじ」「もぐもぐ」って感じでしょうか。nibbleはそんな風に擬音語に使ったり、onをつけて「〜をかじる」っていう意味に使ったりするんですね。
まとめ
語彙リストがあったら洋書も読みやすいと思うのですがいかがでしょうか。
洋書は Amazon でも購入できますし、Kindle版もあります。
Kindle版には無料サンプルもあり、15段落くらいまで無料で読めます。
ぜひ読んでみてくださいね。
第4段落以降の語彙リストはこちらです。
これ以降も順次掲載していきますね。
ストリートアカデミーにて洋書を読む講座も開催しています。